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ビットコイン11.8万ドル突破も売り圧力低下、長期保有者は静観か=グラスノード
ビットコインが11万8,000ドルの史上最高値を更新したにもかかわらず、長期保有者の利益確定売りは限定的な状況が続いている模様。グラスノードが7月11日に発表した分析によると、長期保有者未実現損益(LTH-NUPL)は0.69で、過熱域である0.75を下回っている。前回のサイクルで0.75を上回った日数が228日だったのに対し、今回は約30日にとどまっているという。
長期保有者未実現損益(LTH-NUPL)は、グラスノードが提供するビットコインの分析指標で、長期保有者(通常1年以上保有するアドレス)が保有するコインの未実現利益または損失の割合を示す。現在の市場価格と各コインの取得価格の差を基に計算され、値が正なら利益、負なら損失を表す。この指標は、市場のセンチメントや価格サイクルの段階(例:強気、弱気、過熱など)を把握するのに役立ち、長期保有者の行動傾向や市場心理を分析するための重要なツールである。
アルトコイン市場
アルトコイン市場でも同様の傾向が見られる。イーサリアム(ETH)の1日あたり取引所流入量は58万4,000 ETHで、2024年10月以来の最低水準となった。2025年2月の157万 ETHから大幅に減少しており、この流入量減少は4月初旬からのイーサリアム87%上昇と同時期に発生している。
アルトコイン全体の取引所流入取引数も低水準で推移している。クリプトクアントによると、現在の1日あたりアルトコイン流入取引数は2万1,000件で、2024年3月と12月の12万件ピーク時と比べて大幅に減少した。通常、アルトコイン流入取引数は市場上昇後の利益確定売りで急増し、短期的な価格天井と一致する傾向がある。現在の低水準は市場の売り圧力が限定的であることを示唆している。