「金持ち父さん」著者がビットコインを選ぶ理由とは?“いまさら聞けない”投資哲学も解説

世界的ベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』の著者であり、投資家・教育者として知られるロバート・キヨサキ氏。

同氏は近年、ビットコイン(BTC)を繰り返し推奨しており、SNSやインタビューでの発言が暗号資産投資家の間で注目を集めています。

なぜ彼は法定通貨に不信感を抱き、ビットコインを“資産防衛”の手段として評価しているのでしょうか?

本記事では、キヨサキ氏の著書・投稿・インタビューをもとに、その思想や投資哲学を整理し、現代の資産運用に活かせるヒントを探ります。

*なお、キヨサキ氏の投稿や発言は参考になる点が多くありますが、個人的な見解である点には注意してください。過去には、過剰な表現をした投稿を行ったり、根拠を明確に示さずに価格予想をしたりしたことがあります。 目次

  1. キヨサキ氏のプロフィール
  2. なぜキヨサキ氏はビットコインを推奨するのか?

2-1. ビットコインに関する主な発言・行動

2-2. 米ドルへの不信感とインフレ懸念 3. 金持ち父さんの教えに学ぶ、お金との向き合い方

3-1. “金持ち父さん”が登場する原体験とは

3-2. お金が働く”状態をどうつくるか?

3-3. なぜ“お金(法定通貨)”を疑うのか?

3-4. 金融知識を身につける重要性 4. まとめ 5. よくある質問|ロバート・キヨサキ氏と仮想通貨の関係

1. キヨサキ氏のプロフィール

ロバート・キヨサキ氏は、世界的ベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』の著者であり、投資教育の分野で広く知られる日系アメリカ人の実業家です。作家・起業家・教育者として、多岐にわたる活動を展開してきました。

  • 『金持ち父さん貧乏父さん』(1997年)で世界的ベストセラー作家に
  • 著書はシリーズ累計4,000万部以上を記録
  • 米ハワイ出身の日系四世
  • サーファー用ナイロン財布の発明で起業家として成功
  • 1985年に国際的な教育企業を設立(投資教育の普及)
  • キャッシュフローゲーム(1996年)を考案・特許取得
  • ドナルド・トランプ氏との共著『あなたに金持ちになってほしい』なども執筆

キヨサキ氏は実業家としての成功後、47歳で早期リタイアを実現。以後、投資や起業よりも「教育」にこそ情熱を注いできたと述べています。講演活動やラジオ・テレビ出演を通じて、お金に関する考え方や資産形成の重要性を広く伝えてきました。

また、開発したボードゲーム『キャッシュフロー』は、金持ち父さんの教えを楽しみながら学べる教材として人気を博し、世界中で利用されています。

2. なぜキヨサキ氏はビットコインを推奨するのか?

2-1. ビットコインに関する主な発言・行動

ロバート・キヨサキ氏は近年、SNSやインタビューでたびたびビットコイン・ゴールド(金)・シルバー(銀)への投資を推奨しています。以下は代表的な発言や行動の一覧です。

  • 2018年: 仮想通貨は「人民のお金」。金や銀と共に、やがて米ドルに取って代わると発言*関連
  • 2020年5~11月: 金銀・ビットコインの追加購入を表明*関連。ドル崩壊の対策として「ビットコイン・金・銀を保有する重要性」を繰り返し主張*関連
  • 2024年5月: 「BRICS」が金を裏付けにした仮想通貨を発行するという噂が実現すれば、多くのドルが米国に戻されてハイパーインフレにつながり、米ドル崩壊につながる。「ビットコイン・金・銀を買う」ようXで投稿した*関連
  • 2024年9月: 「FOMCの前にBTC・金・銀を買うべき」と利下げ予想とともにXで投稿*関連
  • 2025年5月: 「ビットコインは容易に裕福になれる手段」「BTCの価格変動は実生活でも起こりうる」「なぜ皆がBTCを持たないのか理解できない」と投稿*関連
  • 2025年6月: 株や債券、不動産が2025年夏に暴落するとの見解。自身の著書『金持ち父さんの予言』での予想と一致。ベビーブーマー世代退職の影響、ハイパーインフレの可能性など、複数の要因から。実際に暴落が起きればビットコイン・金・銀に数十億ドル規模の資金が流入するとの見方を示す。*関連
  • **2025年6月:**ビットコインの価格変動に一喜一憂するのではなく保有量を重視する重要性を強調*関連
  • その他(著書・講演にて): 「法定通貨は偽物」「お金を働かせる思想」主張を繰り返す。

これらの発言から、一貫して「法定通貨(特に米ドル)への懸念」と、「富の守り方・増やし方への哲学」が背景にあることがわかります。

2-2. 米ドルへの不信感とインフレ懸念

キヨサキ氏がビットコインを推奨する最大の理由は、「法定通貨である米ドルへの根本的な不信感」と、「インフレによる通貨価値の低下リスクに備えるため」です。

インフレとは

「インフレーション(Inflation)」の略。モノやサービスの値段(物価)が上がることを指します。一方で、お金の価値が相対的に下がることも意味します。そして、物価が急速かつ極端に上昇する現象のことをハイパーインフレと言います。

キヨサキ氏はインフレの本質について「お金の価値が下がること」と説明し、法定通貨の供給量拡大に対して警鐘を鳴らし続けています。ドルの価値が失われる過程で、人々が資産を守るために選択すべき手段として、希少性が高く、中央の管理を受けないビットコインの重要性を繰り返し訴えています。

インフレ対策として、ビットコインを推奨する有識者はキヨサキ氏以外にも存在します。多くの場合、ビットコインの以下のような特徴を理由としています。

  • 発行上限がプログラムで2,100万BTCに制限されており、希少性が担保されている
  • 特定の国家や中央組織が存在せず、非中央集権かつ「無国籍」な構造を持つ
  • 世界中どこにいても、ほぼ同じ価格で換金・保有が可能であり、ゴールドのように国境を超えた価値の保存「ストア・オブ・バリュー」としての特性がある

以下のグラフは、1ドルで買えるビットコインの量(satoshi換算)が過去14年で99.9%減少したことを示しています。インフレ環境下における、ビットコインの購買力を象徴するデータといえるでしょう。

USD satoshi chart 出典:USDSAT(1ドルあたりのBTC購買力推移) 一方で、必ずしもキヨサキ氏の考え通りに。ビットコインが価値を維持できるとは限りません。金融市場の下落時など、他の金融資産と同様にビットコイン価格も下落する可能性があります。

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3. 金持ち父さんの教えに学ぶ、お金との向き合い方

キヨサキ氏のビットコイン推奨の背景には、単なる経済的な判断だけでなく、長年にわたって語り継がれてきた「お金に対する哲学」があります。

ここでは、彼の代表作『金持ち父さん貧乏父さん』や関連書籍、講演の中から、現代にも通用する「お金との向き合い方」を抜き出し、私たちが経済的自由を得るうえで学べるポイントを整理します。

3-1 “金持ち父さん”が登場する原体験とは

まず最初に、『金持ち父さん貧乏父さん』に出てくる「貧乏父さん」とは、キヨサキ氏の実の父親のことです。「金持ち父さん」とは、キヨサキ氏が子供の頃の親友の父親を指します。

キヨサキ氏は子供の頃、「ちょっとした運命のいたずら」で裕福な家庭の子供たちが行く公立学校に通っており、「貧乏人の子供」と言われた経験から、金持ちになる方法に関心を持つようになりました。

本書は「私には二人の父がいる。金持ちの父と貧乏な父だ。」と始まり、読み進めていくとそれぞれが誰を指しているのかがわかります。詳しい経緯は本記事では省きますが、金持ちになる方法に関心を持ったキヨサキ氏は9歳の時に、お金に関しては金持ち父さんの言うことを聞こうと心に決めました。

また、本書の中には、キヨサキ氏の実の父親である貧乏父さんが、お金のことは金持ち父さんに聞くように勧めるシーンもあります。本書は主に金持ち父さんの教えで構成されています。

3-2. お金が働く”状態をどうつくるか?

『金持ち父さん貧乏父さん公式サイト』には「金持ち父さんと貧乏父さんの姿勢の違いを理解することが、経済的自由への道の最初の一歩を踏み出すためには不可欠だ」と書かれています。

2人の姿勢の違いを表す言葉として、重要であると広く指摘されているのが以下の内容です。

  • 貧乏父さん「私はお金のために働く」
  • 金持ち父さん「お金が私のために働いてくれる」

『金持ち父さん貧乏父さん』の中では、金持ち父さんと貧乏父さんたちを分ける決定的な違いとして、この考え方が書かれています。高い教育を受けた実の父がお金に苦労をし続けている間に、金持ち父さんがハワイで1番の金持ちになったのは、この考え方のおかげだったとキヨサキ氏は述べています。

キヨサキ氏は、金持ち父さんがこの考え方を何度も繰り返し教えてくれたとして、この考え方を「第一の教え」と呼んでいます。

本著の「おわりに」のパートに書かれていますが、「自分のためにお金を働かせる」というのは、勤労所得だけでなく、ポートフォリオ所得と不労所得を得られるようにするという意味です。例として、ポートフォリオ所得は株や債券など、不労所得の多くは不動産から得られると書いています。

そして、金持ち父さんは以下のようによく言っていたそうです。

裕福になるための鍵は、勤労所得をできるだけ速く不労所得やポートフォリオ所得に変える能力にある。

また、税金は勤労所得に対するものが一番高いと述べ、税金に留意するようにも教えていました。

金持ち父さんと貧乏父さんはお金について正反対のことを言っており、その違いを理解することが経済的自由への最初の一歩だとしています。

なお、『金持ち父さん貧乏父さん』によると、金持ち父さんが30年間に渡ってキヨサキ氏に教えてくれたのは、大きく分けると6つのみだったそうです。それが以下の内容です。

  • 金持ちはお金のためには働かない
  • お金の流れの読み方を学ぶ
  • 自分のビジネスを持つ
  • 会社を作って節税する
  • 金持ちはお金を作り出す
  • お金のためではなく学ぶために働く

3-3. なぜ“お金(法定通貨)”を疑うのか?

キヨサキ氏は自国の法定通貨である米ドルを信用しておらず、「偽物のお金(フェイクマネー)」と呼んでいます。この不信感がビットコイン・金・銀を推奨する大きな理由です。

米ドルを信用していない理由は、1971年にまで遡ります。この年、米国のニクソン大統領が米ドルと金の兌換(交換)を停止し、金本位制が終了しました。2018年にキヨサキ氏は、金本位制の後、米ドルは全て偽物のお金になっていると主張しています。

金を裏付けにして米ドルが発行されていた金本位制が終了した後は、金の保有量に縛られずに法定通貨を発行できるようになって経済成長が促進された一方で、健全な法定通貨に必要な規律がなくなったとの見方があります。

結果的に、財政支出を補うために法定通貨の供給量が増え、法定通貨の価値の毀損が進んでいると言われています。

金本位制は『金持ち父さん貧乏父さん』にも出てきます。本著によると、金持ち父さんは「いつか金本位制がなくなって、米ドルと、有形で本質的な金銭価値を持つものとの交換ができなくなるという噂がある」と心配していたそうです。

この時に金持ち父さんは、金本位制が終われば世の中は大騒ぎになると警鐘を鳴らしていました。当時、キヨサキ氏は完全に内容を理解しているわけではありませんでしたが、「年月が経てば経つほど、その言葉の意味がよくわかるようになった」と書いています。

また、『金持ち父さんのアンフェア・アドバンテージ』の「ロバートから読者へ」のパートでは、以下のように記しています。

今、世界にはお金があふれている。何兆ドルものお金が行き場所を求めてさまよっている。なぜなら、各国政府がこぞって何兆ドルにも値する「贋金」――「不換紙幣」とも呼ばれる――を印刷し続けているからだ。

政府は世界を不景気にしたくない。だから価値のない贋金をどんどん印刷し続ける。金や銀の値段が上がる理由、貯金をする人たちが損をする理由はここにある。

現在は、米国や日本など債務が拡大している国が多く、さらに債務が増える政策を実行しようとする動きもみられます。また、トランプ大統領がFRB議長の次の候補を早期に指名しようとして中央銀行の独立性を脅かしていることも米ドルの価値を下げているとの見方があります。

現在、キヨサキ氏が注目を集める大きな理由の1つは、書籍の内容や主張が、現在の世界状況にますます適合するようになっているからだとみられます。

3-4. 金融知識を身に着ける重要性

金持ち父さんの教えでもう1つ重要だと指摘されていることは「ファイナンシャル・リテラシー」をマスターする必要があるということです。ファイナンシャル・リテラシーとは、「お金に関する読み書きの能力」や「数字を読む能力(会計力)」「お金の流れを読む能力」といった意味で使われています。

そして、まず大切なことは「資産」と「負債」の違いを理解し、その上で資産を購入し続けることだと金持ち父さんは教えました。資産が何かを決めるのは言葉ではなくて数字だと説明しています。

キヨサキ氏は『金持ち父さん貧乏父さん』で「金持ちになりたい人が知っておくべきことはこれにつきると言ってもいい」とまで書いています。本書に記している金持ち父さんの教えは以下の内容です。

資産は私のポケットにお金を入れてくれる。

負債は私のポケットからお金をとっていく。

例えば、多くの人が住宅ローンを組んで購入する「持ち家」を貧乏父さんは「資産」、金持ち父さんは「負債」と考えるというのが一例です。この違いを理解し、資産を買い続けることがお金持ちになるには重要だということを、キヨサキ氏は金持ち父さんから教わりました。

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4. まとめ

本記事では、キヨサキ氏がビットコインを勧める理由や書籍の内容などをまとめました。

ご注意いただきたいのは、キヨサキ氏による主張や金持ち父さんの教えが常に正しいとは限らないことです。例えば、持ち家の評価額が住宅ローンの残高を上回れば、ポケットにお金が入ることになります。

実際にキヨサキ氏も『金持ち父さん貧乏父さん』の中で、金持ち父さんの教えは「解答」ではなく、「指針」として受け止めて欲しいと書いていました。

一方で、法定通貨に対する懸念や、その懸念を軽減するためにビットコインを活用できることは、他の有識者も指摘しています。また、資産と負債の違い、ファイナンシャル・リテラシーの必要性などの金持ち父さんの教えは重要であるという有識者の指摘もあります。

仮想通貨にはリスクもありますが、ステーキングやレンディングなど、仮想通貨の値上がり益だけでなく利回りの獲得を狙える投資手段もあります。

仮想通貨の投資や運用に関心のある方は、日々発展する仮想通貨の学びを続け、まずはファイナンシャル・リテラシーを高めてみてはいかがでしょうか。その上で、実際に投資・運用を行う場合は、投資可能な範囲で少額から始めることをお勧めします。

よくある質問|ロバート・キヨサキ氏と仮想通貨の関係

Q1. キヨサキ氏の著書で、仮想通貨やビットコインについて触れられていますか?

はい。2019年に刊行された書籍『金持ち父さんの「これがフェイクだ!」』の中で、ビットコインやブロックチェーン技術に対する肯定的な見解が記されています。

「ビットコインは本当のお金だと思うか?」という質問に対し、キヨサキ氏は以下のように答えています。

答えはイエスだ。だがビットコインだけではない。私はブロックチェーンのテクノロジーが世界を変えると信じている。なぜならブロックチェーンは政府のお金より信頼できるからだ。

同じ理由で私は金や銀を好んでいる。金・銀は政府関係者や銀行、年金基金などよりもはるかに信頼度が高い。

また同書では、「仮想通貨やブロックチェーンは未来のお金になることは間違いない」とも記されています。

Q2. アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)についてはどう考えているのですか?

アルトコインに関しては、慎重な姿勢を示しています。2022年12月には、アルトコインの多くが米証券取引委員会(SEC)によって有価証券と見なされており、法的なリスクがあるとX(旧Twitter)で指摘しました。

一方で、ビットコインについては「金や銀のようにコモディティに分類されている」とし、より信頼できる資産と見なしていることを明言しています。

ただし、2024年5月にはYouTubeの動画でイーサリアム(ETH)を購入したと述べており、全くの否定ではないこともわかります。とはいえ、近年はビットコインに絞って推奨している傾向が強く見られます。

Q3. ステーブルコインやCBDC(中央銀行デジタル通貨)についての見解はありますか?

キヨサキ氏は、ステーブルコインに対して明確な発言をしていません。ただし、法定通貨への不信感をたびたび表明していることから、ステーブルコイン(法定通貨に連動するデジタル資産)に対して肯定的とは考えにくいです。

また、2024年2月には中央銀行デジタル通貨(CBDC)に対して強く反対する立場を示しました。CBDCを「政府による国民監視の手段」とし、プライバシーや自由の侵害につながると懸念を表明しています。

▶本記事で言及した主な出典

  • 証券性に関する懸念(アルトコインについての見解)
    X(旧Twitter)投稿(2022年12月)
  • イーサリアムを購入した発言(動画)
    YouTube『The Rich Dad Channel』(2024年5月、20:46〜)
  • CBDC(中央銀行デジタル通貨)に関する批判
    X投稿(2024年2月)
  • ニクソンショックと基軸通貨の信認崩壊に関する解説
    フィデリティ証券『インフレと資産価格』特集
    (※一部内容は日経新聞も参照)

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記事の監修

各務 貴仁各務 貴仁 株式会社CoinPost 代表取締役CEO、株式会社SUDACHI Tech 代表取締役、一般社団法人WebX実行委員会 理事。

2017年に日本最大(2024年現在)の暗号資産・Web3メディアCoinPost、2023年よりグローバルカンファレンスWebXを立ち上げる。また、次世代テックを活用した福祉事業Wave3やWeb3に特化した開発支援事業SUDACHI Techも展開する。

2024年には、経済産業省「Web3.0・ブロックチェーンを活用したデジタル公共財等構築実証事業」にて有識者委員として選任される。 本記事は企業の出資による記事広告やアフィリエイト広告を含みます。CoinPostは掲載内容や製品の品質や性能を保証するものではありません。サービス利用やお問い合わせは、直接サービス提供会社へご連絡ください。CoinPostは、本記事の内容やそれを参考にした行動による損害や損失について、直接的・間接的な責任を負いません。ユーザーの皆さまが本稿に関連した行動をとる際には、ご自身で調査し、自己責任で行ってください。

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